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維持費

月いくらかかってる?スクーター配達員のリアル維持費完全内訳

稼いだお金

今月は50万稼いだ!と売上だけで一喜一憂していませんか? それは経営者失格です。我々フリーランスの手取りは売上-経費で決まります。

ガソリン代だけを経費だと思っていると、確定申告の時期やバイクの故障時に痛い目を見ます。スクーターという資産をすり減らして現金を手にしている感覚を持ってください。効率よく稼ぐために把握しておくべき、リアルな維持費の内訳を解説します。

排気量で変わる固定費

まずは乗らなくてもかかるお金、固定費です。ここは排気量によって変わるため、車両選びの段階で勝負が決まっています。

最もコスパが良いとされる原付二種(51cc〜125cc)と、高速に乗れる軽二輪(126cc〜250cc)を比較してみましょう。

  • 軽自動車税(年額):125cc以下は2,400円、250cc以下は3,600円
  • 重量税:125cc以下は0円、126cc〜250ccは新車登録時のみ4,900円
  • 自賠責保険(12ヶ月):どちらも約7,000円前後(契約年数による)

税金面では125ccクラスが最強です。年間たったの2,400円で済みます。一方、PCX160などの軽二輪クラスも、税金は微増程度で済みますが、車検がないため維持しやすい部類に入ります。

問題は自賠責保険です。これは強制加入ですが、1年契約だと割高(約6,910円〜)です。資金に余裕があるなら、割引率の高い3年〜5年契約を一括で払うのが、長い目で見た時の賢い節税とコストカットになります。

走れば走るほどかかる変動費

配達員にとって最も重いのが、この変動費です。稼働すればするほど、確実に財布から出ていきます。

まずはガソリン代。1日100km走るとして、燃費が40km/Lなら2.5リットル。リッター170円換算で1日425円、月25日稼働で約10,600円です。これは最低ラインで、ストップ&ゴーの多い都心部ではもっとかかります。

そして、意外と見落としがちなのが消耗品サイクルです。

  • エンジンオイル:月1回(約2,000円〜3,000円)
  • タイヤ:3〜4ヶ月に1回(前後で約15,000円〜20,000円)
  • Vベルト・駆動系:半年〜1年に1回(約15,000円〜20,000円)

これらを月割りで計算してみてください。ガソリン代とは別に、毎月5,000円〜10,000円程度を修繕積立金として確保しておかないと、いざ交換時期が来た時に手持ちがなくなり、整備不良のまま走ることになります。それは事故への招待状です。

見落としがちな駐輪場代と車検

固定費と変動費以外にも、環境によって発生するコストがあります。

横浜や都心部で稼働する場合、自宅に駐輪場がなければ月極駐輪場を借りる必要があります。エリアによっては月額10,000円を超えることも珍しくありません。これも立派な固定費です。

また、もし趣味と実益を兼ねてと400cc以上のバイクで配達しようとしているなら、絶対に止めるべきです。250ccを超える車両には車検があります。2年に1回、数万円〜十数万円の出費が確定します。フードデリバリーという薄利多売のビジネスモデルにおいて、車検付きの車両はコストパフォーマンスが悪すぎます。

業務で使うなら、維持費が最も安い125ccクラスか、高速移動が必要な場合の150ccクラスまでが正解です。

毎月かかっている見えないコストを計算した時、もし今のバイクの燃費が悪すぎたり、修理頻度が高くて維持費が月数万円に膨れ上がっているなら、それは損切りのタイミングかもしれません。最新の省燃費スクーターに乗り換えた方が、ローンの金利を含めてもトータルの手残りが増えるケースは多々あります。一度、自分の維持費をシビアに計算してみてください。